自動車の事故
自転車などによる交通事故も増加しているものの、やはり交通事故として最も数が多いのは自動車によるものです。
特に自動車による交通事故は発生してしまった時の被害が大きくなり、最悪の場合では複数の死者が出てしまう可能性まであります。
こういった事態を防ぐためにも、自動車事故について詳しく知っておかなければなりません。
自動車事故は様々なことと因果関係があります。
まず、どの年齢層が事故を起こしやすいのか?ということを知っておくと良いでしょう。
30台、40台となると運転に慣れている人が多くなり、かつ危険を理解している人が多くなるために事故の割合は少なくなっています。
20台以前の人達は車にまだ上手く慣れていないケースも多く、事故を起こしてしまう可能性が高めになっているというデータがあります。
こういったデータに対して、自分はそうではない、という立場ではなく、自分もその可能性がある、という立場を取ることが肝心です。
では、より具体的に警察庁から提供されている交通事故のデータを元にして紹介します。
警察庁|統計|自転車事故について
データは上記のページから参照することができます。
ここでは、平成26年(2014年)のデータを元にして紹介します。
まずは、月別に見る交通事故数についてです。
最も事故の数が多いのは3月と10月で、50000件以上の事故が発生しています。
ただし、3月は死者数は311名となっており、他の月に比べて多いわけではありません。
死者数ベースでみた時に最も被害が大きいのは10月、400名もの方がなくなっています。
平成26年の1月から11月のデータによると、全体で発生した事故の件数は51万7196件で、死者数は3697名、負傷者数は64万931名となりました。
交通事故数は年々現象してきているものの、それでも多くの人が犠牲になっていることがわかります。
各種データを元に
では次に、平成25年度のデータを元にして事故の詳細について紹介します。
まずは、交通事故が死亡事故に発展した場合の、被害者の状況についてのデータです。
交通事故による死亡率が最も高いのは、歩行者が交通事故の被害に遭った場合となっています。
二番目に多いのが自動車乗車中で、この内バイクの死者が3分の1程度を占めています。
次に、シートベルト着用による死亡率の変化についてです。
シートベルトを着用していた場合に起きた交通事故での死亡率は0.15%であるのにたいして、着用していない場合の死亡率は2.27%と非常に高い結果が出ています。
シートベルトの有無は致死率に大きく影響することがわかります。
さらに、昼夜ではどちらの方が事故が多く、死亡率が高いのか、ということについても統計が取られています。
これは意外にも昼夜でほとんど違いはありませんでした。
夜の事故率は全体の49.9%で、死亡事故についても同様に49.9%となっています。
最後に、どのような法令違反運転をした人の死亡事故率が高いのか、ということについて紹介します。
最も多かったのが、安全運転義務違反の中でも「漫然運転」に当たる違反舎で、3854件の死亡事故に対して678件という結果となっています。
次点が脇見運転、運転操作不適、安全確認不足と続きます。
酒酔い運転の死亡は22件で、厳罰化に伴いその数自体が少なくなっていることが考えられます。
ここまで紹介してきた事故の統計データはあくまでも一部です。
この先ではさらに細かいデータとして「車の色と事故の関係」について紹介します。
検察庁のデータにはない情報として見ておくと良いでしょう。