カテゴリー: コラム

  • 水上オートバイによる交通事故

    実は危険が多い水上オートバイ

    水上オートバイは陸よりも対向車が少ないために安全に思われることがありますが、決してそのようなことはありません。
    特に海の上を水上オートバイで駆け巡るのはとても気持ちよく、思わず気持ちが大きくなりがちです。
    そのため、水上オートバイに乗って色々な事故が起きやすくなっています。

    特にスピードが出るために起こる事故はとても多く、スピードが出ているために事故の被害も大きくなりやすいです。
    そこで運転をするときにはしっかりと緊張感を持って運転することと同時に事故への意識を強く持っておかなければなりません。
    ここでは、水上オートバイによってひこ起こされやすい事故の内容とその対策を紹介していきます。

    水上バイクの事故として起こりやすいもの

    水上バイクの事故で最も多いのが衝突事故です。
    衝突の内容として、バイク同士であったり他のマリンスポーツの遊戯者とぶつかったりする以外にも、堤防や岩礁といったものにぶつかる例もあります。
    この際、衝突によって海に叩きつけられてしまうことが多いので、命の危険の高い事故です。

    特に経験の浅い人たちは操縦がおぼつかないために堤防や岩礁といったものへの衝突はとても多いです。
    水上オートバイはエンジンを止めると方向転換がきかなくなってしまいます。
    海水を噴射する方向を変えて方向転換を行うというのが水上オートバイであるために、エンジンが止まると海水を噴き上げなくなり方向転換が行われず直進をしてしまうのです。

    水上オートバイの初心者はスピードが出ると怖くなってエンジンを止めることが多くあります。
    目の前の障害物にぶつかるのを恐れて減速しようとエンジンを止めるのですが、それによって方向転換が利かなくなって結局衝突をしてしまうケースが多いのです。

    水上バイクの事故防止のために行うべきこと

    まずは何よりも運転知識を身につけて安全運転ができるようになることが重要です。
    特殊小型船舶免許という免許を取得しなければ水上オートバイは運転できません。
    免許を持っていないと運転できないくらい、水上オートバイも技術が必要なものであるのです。

    また、万が一の時のために保険に加入することも重要です。
    自動車と異なり水上オートバイは保険加入の義務はありません。
    運転の頻度も自動車ほど高くないために保険に未加入で運転をしている人はとても多いのです。

    しかし、水上オートバイは事故の際には自分の身の危険も同乗者や周辺にいる人の身の危険もあるものです。
    そこで、自分はもちろん他人への怪我のリスクもあります。
    賠償責任を果たさなければならないような事態の時のために保険への加入はしておいて損はありません。

    最後に、操縦の際にはしっかりとウェットスーツを着ることも重要です。
    ビーチで遊んでいるついでに水着にサンダル姿で運転をしている人もいますが、転落時にはとても危険で怪我をすることも考えられます。
    自分の身を守るためにもしっかりとウェットスーツを着て運転しましょう。

  • 運転中の体調の変化による事故

    運転中は危険がたくさんある

    誰もが交通事故を起こしたいと思って運転をしているわけではありません。
    しかしながら、人間というのはコンピューターではないので常に良い状態で運転できるとは限らず、注意散漫になったり判断を誤ったりして事故を起こすことがあります。
    常に自分の運転で事故を起こすことも、事故に巻き込まれることもあり得るということを認識指定置くことがとても重要です。

    また、運転中の事故の原因というと注意散漫や脇見運転といったことばかりが浮かびますが他にもあります。
    例えば運転中に体調が悪くなるケースです。
    実は、運転中に体調変化が起きて運転ができなくなるようなケースというのは持病の有無に関係なく起こることであり、皆がその危険性を持っているものであることを知って置く必要があります。

    日頃から持病もなく体調不良に自覚症状がない場合には自分は健康であると油断をしがちです。
    そこで、ここでは運転中の体調変化にどのようなものがあるのか、そしてどのような危険があるのかということ、そしてその予防方法を紹介していきます。

    運転中に起こりやすい体調の急変

    運転中の体調変化によって起こる事故には様々なものがあります。
    とっさに運転中に発病をしたり突然死を起こしたりしてハンドル操作ができなくなり事故となるケースも多いのです。
    このような突然に運転ができなくなるような状態というのは誰にでも起こりうることであり気をつける必要があります。

    特にほんの少しの寝不足や腹痛、頭痛というのは特に気に留めずに運転しがちです。
    しかし、このような症状が大きな病気の兆しであることもありますし、運転に支障をきたすこともあります。

    運転前の体調確認の重要性

    運転をするときには必ず自分の体調の良し悪し、一日の運転ができるコンディションであるのかセルフチェックすることが重要です。
    運転をするということは自分が事故で命を落とす危険があるのと同時に、自分の体調によって同乗者や周囲の歩行者、対向車の人たちといった周囲の人たちの命をも奪う危険性があります。
    そこで、自分自身の体調だけでなく周囲の人たちのことにまで気を配った上で安全に運転ができると思えた時だけ運転するようにすることが事故予防には重要です。

    また、運転をしていて何か体の異変を感じたらすぐに運転をやめて安全なところに一時停止するのも重要です。
    そのまま運転できないと判断すれば家族の迎えを呼んだり代行運転を呼んだりといった対応を取りますし、少し運転できそうならばコインパーキングに車を置いて公共の交通手段やタクシーを使って帰宅するようにしましょう。

    運転というのは認知や判断、運動能力と様々なものを使いますし、想像以上に集中して緊張状態で過ごすことになります。
    そこで、少しの体調不良であっても運転の妨げとなることがあるのを理解しておくことが重要です。

  • ポケモンGOによる交通事故

    ポケモンGOが交通事故を招いた問題

    ポケモンGOによる交通事故は、販売開始前から危険視されていました。
    実際に日本では配信されてすぐに、多くの人が街中で操作して社会現象になり問題になっています。
    公園や街中でスマホを見ながら歩く、歩きスマホに対してたくさんの場所で注意喚起が行われており、その危険性はかなり高いものです。

    しかし、最も怖いのは歩きスマホ以上に運転中にスマホ操作をすることによって起きる事故です。
    ここではポケモンGOの操作によって起こる事故の内容とその予防策について紹介をしていきます。

    ポケモンGOによって起こった事故件数

    警察庁の集計によると、ポケモンGOが販売されて一ヶ月間でポケモンGOが原因で起きた交通事故は79件に上ります。
    それだけでなく、交通違反の摘発は1140件に上っています。
    リリース直後の事故が最も多く、少しずつ摘発件数や事故件数は減っているもののまだまだ深刻な問題です。

    特に、事故の中でも運転手がポケモンGOを操作していたり、スマートフォンを操作していたりすることによって起きている事故が多くあります。
    事故の中には、事故の際にはポケモンGO自体は操作をしていなかったとしても、ポケモンGOのプレイをしたために減ってしまった電池を充電するための操作をしていて事故になったというものもあり、関連事故となると相当な件数です。

    元々運転中のスマホ操作は禁止事項

    違反の摘発は47都道府県すべてで行われており、その中でも運転中の携帯電話注視が圧倒的な件数でした。
    運転中にスマホを見ることによって、前方不注意になったり、一時不停止、信号無視、他にもポケモンを探すために路上駐車をしての駐車違反をしたりといったものもあります。

    もちろん、スマートフォンを運転中に操作することは危険なことであり、してはなりません。
    中には運転中という認識から赤信号中ならば操作をして良いと誤認していることがありますが、もちろん赤信号でも操作は禁止と考えるべきことです。

    道路交通法の中に運転者の遵守事項として、自動車が停止している時を除き、携帯電話や自動車電話等を一部の手で保持したり送受信のいずれを行ったりはしてはならないということが書かれています。
    ここでの自動車が停止ている時というのは判断が難しいものです。
    停止というものに具体的な定義はありません。
    しかし、信号待ちや渋滞時というのはここで指している停止時と認識するのは危険です。

    完全に停止していない状態で他のことに気がそぞろになると、危険を察知するのが遅れたり、無意識のうちにブレーキから足が外れたりということがあり事故の危険があります。
    そこで、運転中は常にスマートフォンが気にならないように手元に置かないようにすることが事故防止には重要です。

  • ハイブリッド車の静かすぎる危険

    ハイブリッド車に潜む危険

    ハイブリッド車を初めて運転した人はその動作音の静かさに驚くものです。
    しかし、この静かすぎる運転が逆に危険であるとして問題になっています。

    運転音が静かというのは一見良いことに思われがちです。
    しかし、音が静かということは周囲の歩行者に気付かれにくいという問題があり、それによって交通事故が起きるケースが増えているのです。

    2018年3月から接近音装置を義務化

    国土交通省はハイブリッド車や電気自動車に音を出して存在を知らせる車両接近通報装置を搭載することを義務付けることを決めました。
    これは、安全基準を改正して新型車は2018年の3月から、すでに販売されている車は2020年10月から義務となります。

    音の大きさとして、ガソリン音と同程度の50から56デシベルのものを出すように決められています。
    さらに、周波数を高齢者でも聞き取りやすい値にすることと、走行音を消す機能の禁止というものも決められ内容はかなり細かく厳しものです。

    ハイブリッド車や電気自動車というのは環境に優しいことから普及が促進しており、税制としても優遇されることが多いものでした。
    そのため、とても人気が高く登録台数は急増しています。
    しかし、構造の問題として音が小さいために今は自動車の接近に気付かずに事故に発展するケースが急増してしまい新たな問題となってしまいました。

    さらに、今の新車には音が鳴らないようにスイッチを切ることができる機能もあります。
    これによってさらに事故の数が増えており、死亡事故も起きてしまっています。
    そこで、事故を減らすための動きとして運転音をなくさないこと、高齢者や視覚障害者といった危険にさらされやすい人たちの安全を守るためにこのような措置をとる動きとなったのです。

    海外でも問題となっている運転音

    車の運転音が静かなことは海外でも問題視されています。
    アメリカでも2008年には視覚障害者団体が声明を表明して、自動車基準調和世界フォーラムでも取り上げられたりしてきました。
    2011年位は世界的に静かな車に対するガイドラインも策定されています。

    ここ数年、日本ではながらスマホの問題や音楽を聴きながら歩いている人が増えており、これも問題となっています。
    スマホ操作や音楽に夢中になっていると静かな車が近づいてきていても気づくことができません。
    しかし、運転者は自分の存在に相手が気付いているだろうと思うため、事故になるのです。

    走行音が静かなことは騒音の面から考えればとても良いことです。
    しかし、それによって車の存在に気付けず事故に発展するのでは本末転倒です。
    お互いのためにも、走行音が義務付けられることは良いことであると考えることができます。

  • 脱法ハーブがらみの交通事故

    脱法ハーブの危険性

    覚醒剤や大麻といったものが使用すると法律違反であることは多くの人に認知されています。
    しかし、最近出てきた合法ドラッグや脱法ハーブというのはとてもわかりにくい名前です。
    名前に惑わされて法律で認められたものであると誤認する人も多いです。
    このような名前というのは違法販売車が勝手につけたものであり、危険なものですから絶対に使用してはなりません。

    脱法ハーブというのは、合成カンナビノイドというものを含んだ化合品の名前です。
    合成大麻や偽大麻というような呼び方がされることもあります。
    その理由として、大麻の薬理成分であるテトラヒドロカンナビノールの効果を模倣しているためです。

    ヨーロッパを中心に2000年前半から流通が始まって、日本では2010年以降流通が増えていきます。
    もちろん、流通が始まれば国内での規制が始まるのですが、このような薬物は色々と化合方法を変えて作られておりいたちごっこ状態です。

    ただ、このような化合の中では覚醒剤や大麻よりも危険な物質になっていることも多く、死に至ることもある危険なものです。
    特に、最近では脱法ハーブ摂取によって酩酊状態になった人が運転をすることによる交通事故も増えており、重大な問題となっています。

    脱法ハーブによる交通事故

    脱法ハーブを吸ったという人による交通事故は全国で急増しています。
    このような事故の怖いところは車の運転手が正しい判断能力のない点です。

    一般的な交通事故の場合、運転手は事故の危険性を少しでも回避すべく運転中に減速をして人の流れから離れるように対策をとります。
    しかし、脱法ハーブ吸飲者はそのような判断能力がないために暴走とも言える運転をして減速無しにたくさんの人の中に飛び込みます。
    そのため、脱法ハーブ吸飲者による交通事故というのは事故被害も大きくとても怖いものです。

    脱法ハーブ吸飲者の運転での事故への罰則

    脱法ハーブは販売されるときに「お香」や「アロマ」として販売することもあります。
    最近では自動販売機で販売するケースも出てきており、手軽に入手できるために手を出してしまう人が多いのです。

    そこで、国内でも対策が本格化し始めています。
    2013年には成分の似た薬物をまとめて禁止する動きを出しました。
    これは、一種類ごとに成分を規制していれば業者が少しずつ成分を変えて販売して法律の抜け道を探そうとするためです。
    さらに、今は指定薬物の製造や販売だけでなく所持や使用、購入や譲り受けも禁止されています。

    また、事故を起こした人への罰則も強化されています。
    2014年5月には自動車運転死傷行為処罰法が施行されました。
    これは、飲酒や薬物による悪質な運転で事故を起こした場合の罰則を重くする内容です。
    脱法ハーブという名前による危険性の希薄化や認識不足を回避して、さらには罰則強化による使用者の減少を目指したものになっています。

  • 子どもの車内放置による事故

    後を絶たない子どもの車内放置による死亡事故

    毎年のように夏場になれば、子どもが車内に放置され死亡するというニュースを目にします。
    少しの間であっても、そして真夏でなくても危険行為であると言われているのに未だに車内放置事故は無くなりません。

    危険だと言われてもこのような事故がなくならないのは何故なのでしょうか。
    ここでは、車内の温度変化の様子と、車内放置を防止するための具体的な方法を紹介していきます。

    車内の温度変化の様子

    最近では真夏に運転をする際、運転中に熱中症になるというトラブルが起きています。
    そのくらい車内というのは炎天下で止めておくと暑くなるのです。
    そこで、対策として運転前に車内を冷やすよう呼び掛けられています。

    このような呼びかけがされる理由として、真夏日に炎天下でエアコンを停止して停車しておくと車内の温度が50度以上になるためです。
    中にはサンシェードをつけたり窓を開けたりして対策をすればと考える人もいますが、このような対策をしてもさほど効果はなく40度までは上がってしまいます。

    中には、一瞬の買い物のうちならば大丈夫と油断してしまう人もいます。
    しかし、このような車内の温度になると、エアコンを停止した車内というのはわずか15分で熱中症指数が危険レベルまで到達するほど暑くなるのです。
    そのため、赤ちゃんや小さな子どもであれば15分どころかほんの少しの放置でも十分に命の危険があります。

    子どもが寝ているから、とか子どもがいると時間のロスがあるから、など放置をしようと考える理由は様々です。
    しかし、その一瞬の放置によって子どもたちの命は危険にさらされてしまいます。
    万が一、死の危険が迫ってきても、小さな子どもや赤ちゃんは自分で車外に出ることはできません。
    そこで、このような状況に陥らないように大人が細心の注意を払うべきです。

    もちろん、車のエアコンをつけたままでも危険です。
    きちんと作動すればリスクは減らせますが、子どもによる誤操作やガソリン切れによるエアコンの停止というリスクもあります。
    エアコンの有無に関わらず、常に子どもを車内に残して外に出るのは危険なのです。

    意図的な車内放置をなくすには

    まだまだ車内放置が危険であるという認識が浸透していません。
    そのため、車内放置の経験のある人は世の中のドライバーの3割程度いると言われています。
    まずは車内放置が本当に危険であるという認識を皆が持つことが重要です。

    また、子どもが車内放置をされているのを発見したら必ず通報や救出をするようにしましょう。
    少しの時間だから大丈夫だろうとか、すぐに戻るだろうなどと楽観視するのは危険です。
    ほんの少しの放置と思っても、実は子どもを車内放置してパチンコに行っていて子どもが亡くなっているようなケースもあります。
    必ず放置されている子どもを見つけたら声をかけることを徹底しましょう。

  • 子どもの飛び出し事故

    未だに減らない子どもの交通事故

    車同士や自転車同士の事故というのも未だに多くなっている中で、同じくらいの件数あるのが子どもが巻き込まれてしまう交通事故です。
    特にいきなり交差点などへ飛び出してくる事故が多くなっており、親に対しても気をつけるように警察などが警鐘を鳴らしています。

    子どもが通っている小学校や中学校、さらに遊んでいる公園などを通る時に、子どもが飛び出してこないか注意していくことでしょう。
    気を使ってしまいますが、自動車で子どもを巻き込んでしまった時には、運転している側の責任となってしまいます。
    運転をする時には、周囲の状況を把握していきながら操作をしていくことが重要になってきます。

    大人と異なる過失の割合について

    子どもが飛び出してくる場所は色々とありますが、急に飛び出してくると大人が巻き込まれると異なる過失の割合となっていきます。
    まず過失の意味合いからチェックしていくと、事故を起こした人の不注意を指しています。

    不注意のレベルによって過失の割合を決定していきます。
    そんな中で子どもが不注意で事故に巻き込まれると意識しているか判断していくことになりますが、認識する能力が低い幼稚園児などでは過失が認められないというケースが多くなってきます。
    車を認識する力もありませんので、加害者側への過失割合が大きくなっていくことでしょう。

    子どもは急には止まれず、そのまま交差点などへ飛び出してくることを想定していかなければなりません。
    距離感も成熟していませんので、大人が教えていかなければならないポイントともいえるでしょう。

    子どもの飛び出し事故を防ぐ対応策

    子どもが親と一緒にいる住宅街でも事故は起こってしまいます。
    運転している方は親が子どもの側にいるので、急に子どもが道路へと飛び出すケースは想定できないと考えてしまうことでしょう。
    しかし減速をしないで走行をしてしまうと、急に飛び出した時に対応することができません。

    そこで子どもを見た時には、親と一緒であろうとスピードを極力落としていくようにしましょう。
    また反対側も確認しておき、接近してくるようであれば停止がいつでもできるようにしておきます。
    そして徐行をして進行させていくことで、事故を防いでいくことができるでしょう。

    交差点でも走っている子どもがいた時には、急には止まることがないと考えておきましょう。
    動きをチェックしていくととともに、右折もしくは左折をしていく時には徐行をしていくようにしましょう。
    そして先に子どもを横断させていくようにしましょう。

    最後に車を駐車していく時、どうしても死角ができてしまうことがあります。
    死角に子どもがいる可能性もありますので、周囲をチェックしていきながらスピードを落とし、時には止まりながら駐車を進めていくようにしましょう。

  • スピード違反の罰金や取り締まりの種類

    スピード違反はどのくらい検挙されているか

    一般道や高速道路では速度制限である、法定速度を設けています。
    しかしスピードを制限以上に上げてしまうと、罰せられてしまいますので注意しなければなりません。
    そんなスピード違反ですが、年間で250万人以上も検挙されている違反となっています。

    これは免許を取得している人の半分近くが、1回以上検挙されている計算になります。
    法定速度で車を走らせていると、どうしても後方の車が速くして欲しいと煽ってくることがあります。
    一時怖くなってしまう気持ちになりますが、これがスピード違反へとつながってしまうことになります。

    そんなスピード違反ですが、飲酒運転と比較すると倍以上になります。
    そして飲酒運転以上に死亡事故の発生率が高いため、スピードの調整には気をつけなければなりません。
    法定速度と同じもしくは少し遅いくらいで走っていかなければ、簡単に違反切符を切られてしまうことでしょう。

    そして道路には自動速度違反取締装置、いわゆるオービスという装置が取り付けられています。
    これによってスピード違反の取締りを行っていますが、基準として一般道路だと30キロ以上、高速道路だと40キロ以上速度超過をしてしまうと撮影されてしまいます。
    撮影された時には赤色切符が切られて、簡易裁判所へ罰金を支払うことが決定してしまいます。

    基本的なスピード違反による罰則

    まず速度超過で段階を設けられているという点を理解しましょう。
    そして高速道路と一般道路でスピード違反の基準が異なっていきますので、しっかりと把握しておかなければなりません。

    一般道路で速度が15キロほど超過した時には罰金が9000円、点数も1点取られてしまいます。
    これが蓄積してしまうと免許停止処分となりますので、注意しなければなりません。
    同様に20キロ未満になると12000円、30キロ未満で18000円も取られてしまいます。

    そして30キロ以上となると簡易裁判所で罰金を決めていきますので、時には想像を超える金額を支払うことになってしまいます。
    点数も6点取られてしまいますので、下手をすると車の運転をすることができません。

    高速道路でも罰金を取られてしまいますので、あらかじめ内容を知っておくといいでしょう。
    一般道路と同じように40キロ以上までは罰金は決まっていますが、それ以上になると簡易裁判所で支払う金額を決めていくことになります。
    普通車と大型車では罰金の額であったり、速度基準が異なっていきますので参考書などで学んでおきましょう。

    そして前歴としても残ってしまいます。
    過去3年以内に運転免許の停止処分を受けた回数となりますが、1年間無事故かつ無違反だと前歴もゼロへと戻っていきます。
    免許取り消しは5年残ってしまいますので、運転をする時には注意しなければなりません。

  • 飲酒運転の罰則強化について

    飲酒運転の現状について

    飲酒運転は昔から交通事故の要因としてピックアップされています。
    悪質で危険行為でもあり、時には人を死亡もしくは怪我をさせてしまうことになる事故です。
    年末年始や夏休みなど、様々なところで発生しているのをニュースなどでもチェックすることができるでしょう。

    事故が減っていかない中で、近年飲酒運転について厳罰化を求めてくる声も増えていきました。
    時に被害者や残された遺族などが意見を多く出しており、警察でも厳罰化したり、国として新たな法律も制定されるようになりました。

    その結果、徐々に飲酒運転による交通事故の件数は減少傾向にあります。
    平成14年以降減少している飲酒運転ですが、死亡事故率は高い状態は続いています。

    その理由としてアルコールがあります。
    アルコールは少しでも体へ入って行くと、脳の機能が麻痺されていきます。
    ビールや日本酒、ウイスキーなど酒類を含んでいる食べ物も同様で、摂取していくことでアルコール分が働いていきます。

    そして運転をしていくと、正常に運転することができなくなってしまいます。
    これが酔っ払った状態となり、セルフコントロールが上手くできなくなってしまいます。
    知覚も機能が抑制されてしまいますので、足元がふらついてしまうこともあるでしょう。

    運転では速度超過や車間距離をしっかりと判断していくことができないケース、さらに危険を察知してブレーキを踏むまで時間がかかってしまうといった要因があります。
    お酒を飲んだ時には、絶対に車を運転していけません。
    また同乗者も飲酒している運転手と一緒にいると罰せられてしまいます。

    厳しい処分と罰則が飲酒運転にある

    飲酒運転により厳しい行政処分や罰則を科せられてしまいますので、絶対に飲酒運転をしてはいけません。
    詳細を見ていくと、行政処分では段階を踏んで罰則を受けることになります。
    正常な運転ができない酒酔い運転の状態では免許を取り消し、少しでもアルコールが入っている酒気帯び運転だと3ヶ月ほど免許停止処分となります。

    そして罰則については、車を運転している人と同乗者に科せられてしまいます。
    また車を貸した人やお酒を提供した人も罰せられてしまいますので、使用用途を把握して貸すようにしていきましょう。

    まず車を運転している人は酒酔い運転で事故を起こすと5年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金となります。
    そして酒気帯び運転では3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金となります。

    車を貸している人も、運転手と同じ罰則を受けることになるので注意しましょう。
    そして酒を提供した人も、最大で酒気帯び運転をした本人と同等の処分が科せられることがあります。

    社会問題にもなっている飲酒運転ですが、未だに悲惨な事故が後を絶っていません。
    極めて悪質かつ危険な犯罪となりますので、運転する時には注意しましょう。

  • 脇見運転の急増の理由

    脇見運転の実情を知る

    車を運転していて死亡事故を引き起こしている人の1割以上が脇見運転という結果が出ています。
    脇見運転というのは車によって引き起こされる死亡事故の件数で、ワースト2となっているほど、身近な要因となっていますので気をつけなければなりません。
    そして脇見運転によって、多くの人の命が失われているという状況になっています。

    なぜ脇見運転が発生してしまうのかというと、主な原因となっているのが電話です。
    近年スマートフォンや携帯電話を持つ人が増えてきており、よそ見を運転中にしてしまうというケースも増えてきました。

    これが前方不注意へとつながっていき、死亡事故へと変わっていったのです。
    電話以外にも、現在ではほとんどの車に搭載されているカーナビ、そして温度調整のために設置されているエアコンなどを操作していく時にも同様のことがいえます。

    対応策として車を運転している時には携帯電話やスマートフォンをマナーモードにしたり、電源を切っていくといった対応があります。
    またカーナビは走行中は操作ができないようになっているものもあります。
    エアコンの操作も停車をする時に極力行うように指導が行われています。

    他にも外にある建物や看板へと目がいくケースもあります。
    ついつい旅行をしていると観光スポットに目がいってしまうことがあります。
    また目的地を探していく中で、目印となっている建物や案内している標識などについて注目してしまいます。

    どうしても土地勘がないという時には、その場所について前もって行き方などを確認しておくようにしましょう。
    運転中に探していくのではなく、一旦停車をしてから地図などを見ていくのも効果的です。

    最後に助手席もしくは後部座席に置いてある物が、運転中に落下してしまうケースです。
    カーブを曲がっている時や急な減速もしくは加速をした時に落下してしまうことがありますが、ここでも脇見運転となってしまうので注意しなければなりません。

    脇見運転で事故を起こしたり被害に遭った場合

    もしも脇見運転による事故で被害に遭ってしまった場合は、どのように対処していけばいいのでしょうか。
    まず怪我をしてしまった時には止血をしたり、救急車を呼ぶようにしていきましょう。
    救急車が来るまで時間がある時には、事故現場を保存したり証拠を収集していくとともに、応急処置を行っていくようにしなければなりません。

    時には交通の妨げになってしまうことがありますので、車を極力路肩へ移動させたいところでしょう。
    しかし加害者側となった時には事故の経過を警察官が来るまで保存していく義務が生じていきます。

    その後警察へ届け出をしていきながら、過失に関して処分を受けたり賠償金を支払っていくことになります。
    いずれにせよ、脇見運転をしないように日頃から心がけていくようにしましょう。