投稿者: accident-response-manual.com

  • 事故のもと!漫然運転とは

    交通事故を起こしやすい漫然運転とはどういう運転なのか

    交通事故を起こすつもりはなかった、これは当たり前のことで、普通人は交通事故を起こしたくて起こすことはありません。
    でも、ちょっとした気の緩みや不注意などで交通事故を起こしてしまうのです。

    運転中にちょっとボーっとしてしまったり、考え事をしながら走っていた、こうした漫然運転をしていると、交通事故のリスクが高くなります。

    漫然運転はこうなるだろうと勝手な予測をして運転することも含まれるので、自分がそういう運転をしていないか?よく考えることが必要です。

    こんなにも危険!漫然運転で起る交通事故のリスク

    ボーっとしていた、集中にかけている時、危ないと思う状態になっても、とっさの判断が取れません。
    こうなるだろうと自分勝手な予測をしている状態でも、違う状態になった時、とっさに危険回避行動をとる事が遅れます。

    通常なら回避できていたかもしれないのに集中していなかったために大きな事故を起こしてしまったという事はかなり多いのです。

    運転中に集中力が落ちてしまう事は多く、その集中が途切れないように運転するという事も大切な事なのです。

    漫然運転の原因はいろいろありますが、例えば運転以外の事を考えている時、悩み事や、次に行く場所などを考えている時等にも危険が潜んでいますし、音楽やラジオの話に気をとられて漫然運転になる可能性もあります。

    漫然運転の原因は交通事故のリスクを大きくします。
    その原因は様々で常にあると感じ、車の運転をする時には車の運転に注意して運転するようにしなければなりません。

    集中力が低下する理由とは

    ひどく疲れている時に運転をすると、運転に集中できなくなりますが、この運転を過労運転といいます。
    疲れている、睡眠不足が続いているとなると、運転をしていても眠気が襲ったり、疲労か感があり色々なところが気になって運転に集中できなくなるのです。

    高速道路はカーブが少なく人も自転車も走ってしない状態で、同じような景色が継続しているので特に集中力が無くなります。
    疲労や睡眠不足を感じてボーっとしていると感じる時には、仕事が忙しい、次の場所にいかなくてはと思っても、車を安全なところにとめてまず休息を取る事が必要です。

    また出来れば、そういう時には運転を割けて、一緒に車に乗っている人に変わってもらうなど、安全をたもつために何が必要なのかをよく考えてください。

    漫然運転と事故の賠償のこと

    漫然運転で交通事故を起こした場合でも、被害にあった方が損害賠償請求をする時にそれが関わってくるという事はありません。
    漫然運転によって、安全確認不足などの他の過失で交通事故となる、という認識になるので、漫然運転が交通事故の直接的原因とならないのです。

    しかし実際に起きている交通事故は、漫然運転が行われいて、その上で安全運転不足などの過失によって事故になる事が多いので、漫然運転をしない、避けるという事が交通事故を予防することにつながるのです。

  • 交通事故の原因となる死角とは

    交通事故の要因となりやすい死角について

    車の運転を教習所で勉強する時に、教習所の先生からしつこく指導された車には死角が存在するという事を、交通事故を起こしてから身をもって理解したという方もいます。
    交通事故の発生要因となる死角は、車の運転の中でなくすことが出来ない物なのですが、どのような死角があるのか理解しておくことで、注意深い運転ができるようになります。

    車の運転席に座ってみると、前後左右、体を全部箱で囲まれているので、見えない部分が多いということがわかります。
    車の屋根を支えている柱をピラーといいますが、この4つのピラー部分は特に見えにくい部分です。

    かなり細い部分なので人がこの死角に入ってもわかるだろうとたかをくくっていると、右折、左折の際に歩行者、自転車を見落とし衝突、巻き込みなどの事故を起こす可能性もあります。

    また曲がるときには減速しますが、この時、左右の死角にバイクなどが入り込むことがあり、これも巻き込み等につながります。
    ウィンドウから下、この部分については運転席から全く見えません。
    この車体よりも身長が低いお子さんやご高齢者が死角に入りこみ事故となる事もあります。

    お子さんに気が付かずにバックし身内がお子さんを引いてしまったという哀しい事故もありますので、発信する時には目でしっかり確認する事が重要です。

    建物、停車している車の死角

    死角は人が多い通りの方が多くなりますし、建物が多い場所も死角が多くなります。
    建物があるとその横からお子さんが飛び出してくる恐れもありますし、交差点などでは右折しようとして停車している車の陰からバイクが出てくるという事もあります。

    交通安全にいつも気を配っている人も、目的物が目の前にあると安全意識が飛び、どこに駐車しようか?などを考えながら運転してしまうので、周囲に目を配る事が出来ないこともあります。

    歩道を横切り、目的物のある駐車場に入ろうとしたとき、自転車にぶつかったり歩行者にぶつかるという事もよくある事です。
    こうした場合、もしかしたらどこかから飛び出してくるかもしれないという気持ちをもって運転する事がもとめられます。

    カーブにも死角が多いので要注意

    大きな事故につながりやすい正面衝突、この事故は、カーブで発生することが多いといわれています。
    カーブは見通しが悪く数メートル先でも予測できないことがあります。
    すぐそこまで対向車がきていて危うくぶつかるところだったという事もあるでしょう。

    スピードが出ていてカーブで減速などの措置をとらないと、カーブを曲がりきる事が出来ず、対向車線にはみ出し正面衝突という事故も起こっています。

    目の錯覚により左と右のカーブでは見える広さが違い、左の方が広く見えるので実は左カーブの方がはみ出して事故という事が多いのです。
    前の車が死角に入る事もあるので、カーブを曲がり切って衝突という事故もあります。

    交通事故にあわない、起こさないためには、自分が見えない部分に目を配るほか、自分もほかの車の死角に入らないようにすることが大切です。
    大丈夫だろうではなく、危険かもしれないという気持ちを常にもって運転する事がもとめられます。

  • 事故の半数は交差点で起きている

    人身事故は交差点に多い

    交通事故のニュースは毎日本当によく見ます。
    車を運転している人は、こうしたニュースを見るといつこうしたことになるかもしれないと普段の運転に気を付けることが必要なのです。

    当事者にとっては非常に大きな被害となる交通事故ですが、この損失は社会的な損失であり、出来る限り少なくなること、それをしっかり考えなければなりません。

    日本損害保険協会が出している全国交通事故多発交差点マップとは

    日本損害保険協会は国内の損害保険会社26社が会員となっている事業者団体で、交通事故、災害、犯罪の防止や軽減に資する事業を行っています。
    交通安全や飲酒運転の防止、また高齢者ドライバーによる事故を低減させるなどの啓発運動も行っています。

    この日本損害保険協会は、全国各地の交差点で起きた事故から、全国交通事故多発交差点マップというものを2007年から作っています。
    各地の交差点ごとの特徴、交通事故の状況やその要因などを都道府県別に実にわかりやすく伝えてくれています。

    データからわかることとは?

    交通事故の割合について54%前後という事で、過去10年ほとんど変わっていないようです。
    全体をみると件数自体は減っているといいます。
    道路がきれいに整備されたこと、沢山の場所で交通安全の啓発運動などが行われその成果が出ているともいえます。

    事故多発交差点でどういう事故が起こっているのかというと、ほとんどが十字の交差点で起きており、特に4車線以上の大きな交差点、ここで8割の事故が起きています。
    道路の種別をみると7割が国道で、死亡、重症、軽傷と怪我の分類を見てみると9割が軽傷です。

    ニュースなどでは大きな事故で、死亡事故などが取り上げられていますが、全体としては大きな事故の割合が少なく、交通量の多い道路で追突、巻き込みなどが多いという結果も、マップをとおしてわかる事です。

    事故を起こさないために必要な事、注意すべきこと

    交差点で事故が多いという事も、沢山の情報をインプットしなければならず、複雑になるほど事故の可能性が高くなるという事もわかりますが、何より、気を抜かずに運転するという事がもとめられます。

    左折巻き込み事故等については減少していますが、右折事故は、右折した後に、横断歩道の歩行者に気が付かずにぶつかるというケースが多いようです。
    右折する時にも、歩行者がいきなり走って横断するかもしれないという「予測」しながら、注意力をもって運転をすることが求められます。

    交差点に限らず、その他の道路についても、加害者になるかもしれない恐怖を常に持って安全運転に勤めることが大切です。
    こうしたマップを活用して、自分がよく利用する道路のどこで危険が多いのかを理解しておくことも必要でしょう。

  • 運転中の「ながらスマホ」による事故

    交通事故で多くなっているながらスマホによる事故

    最近よく交通事故の要因として「ながらスマホ」が挙げられています。
    スマートフォンをいじりながら車の運転をしたことで、横断歩道を渡っている人をはねたり、自動車同士の事故を起こしたり、時に人の命を奪う事もあります。

    運転中にスマホや携帯が鳴った場合、少しなら大丈夫とか大切な用事だからとスマホの操作をしてしまったという経験がある人も多いと思いますが、この行為は重大な事故を起こす可能性が高いのです。

    ながらスマホによる交通事故は各地で増加傾向にある

    原付以上を運転している人が事故の第一当事者となる交通事故は2011年調べで65万件以上、しかし2016年の調べでは45万5000件とかなり減っています。
    こうした交通事故の全体件数が減っている中で、ながらスマホによる交通事故は増加しているという報告があります。

    2017年中にながらスマホによる原因で起きた交通事故は2000件近く、2011年と比較すると1,6倍もの増加が見られます。
    ながらスマホをしていて交通事故を起こし、それが死亡事故となった交通事故も、残念ながら毎年起きており、2016年は27件も発生しているのです。

    ながらスマホによる交通事故はどんな事故なのか

    事故の原因がながらスマホなどによるものの使用の状態をみてみると、メールをしていた、インターネットをみていた、ゲームをしていたという運転しながら操作する、画面目的使用が最も多く、2016年では927件中、うち死亡事故17件という事故発生原因として半数以上という数値になっています。

    その次に多い原因としては、スマホがなって取ろうとした、またスマホを置こうと思ったというその他の動作によるものです。

    危険な行為とは理解していないから事故が起こる

    ながらスマホは多くが直線道路で起きていると報告されています。
    直線道路だと見通しもいいし、前の車と離れているから大丈夫、横断歩道もないし、人も少ないから大丈夫と思ってスマホをいじり交通事故・・・という状況が多いと予測されます。

    携帯やスマホを運転中に操作することが危険という事を認識せず、こうした交通事故が多発しているという事です。

    例をみてみると、ふだんはほとんど歩行者がいない道路を時速50キロくらいで走行、携帯のメールを見る為に操作し、3秒程度画面に目をやってから前方を見ると7mほど先の交差点を横断する歩行者を発見、ブレーキを踏みハンドルを切ったが間に合わずに歩行者に津衝突、歩行者が死亡したという事があります。

    また直進道路を時速60キロほどで走行していて、携帯の着信を確認するために左手で携帯を持ち操作をしながら運転、携帯の操作に気をとられているうちにハンドルの操作が緩慢になり、路肩を走行していた自転車に気が付く事無くぶつかり、自転車の運転をしていた人が死亡、こうした例もあります。

    たった数秒・・・ですが、自動車は時速40キロで走行している場合、1秒間に11m進む、2秒間で22m、また時速60キロの場合、1秒間に17m、2秒間に33mも進みます。
    ちょっと操作していただけ、ちょっと画面に目をやっただけという状態でも、前方の道路の状況が変わっているという事は容易に考えられます。

    ながらスマホ、この安易な行動が人の命を奪う可能性があり、その後の人生、家族の人生までも大きく変えることがあるということを肝に銘じておくべきです。

  • 信号の故障による事故

    もしも信号にトラブルが起きたら

    交通安全に重要な役割を果たしている信号機がトラブルを起こすなんて誰も考えません。
    しかし、ときには突然に信号の故障が起こることがあります。

    例えば、地震や大雨、台風といった災害時には信号が急に止まることがあります。
    停電やその他の理由で起こるものであり、そのようなときには自分たちで的確に判断して事故が起こらないように道路を横断しなければなりません。
    そこで、万が一このような事態に起こったときに事故なく正しく運転するために、ここでは信号が動かなくなった時の正しい行動方法を紹介していきます。

    信号が壊れた時の交通事故

    故障をすれば一般的には警察が来て交通整理をしてくれます。
    ただ、だからと言って到着までじっと待っているわけにはいきません。
    それまでの間には、正しいルールで判断して行動をする必要があります。

    万が一、信号が壊れているときに交通事故に巻き込まれた場合にはどうなるのでしょうか。
    もちろん、どのようなことがあっても自分に過失があっての事故は責任を取る必要があります。
    信号がない道路と同じ扱いになるためです。

    そこで、信号が点灯していないことに気付いたならば、故障していると認識していつも以上に警戒をして交差点を横断する必要があります。
    そして、事故が起きないように細心の注意を払って走行しましょう。

    多くの場合には、信号が壊れればすぐに警察が駆けつけて交通整理をして信号の代わりの役目を果たしてくれます。
    そして、可能な限り早く信号が復旧するように動いてもくれ、治るのはすぐなことが多いです。
    しかし、万が一信号が壊れているのになかなか修理がされず、それによって事故が起こった場合にはどうなるのでしょうか。
    このようなことは滅多にありませんが、万が一、このようなことがあれば、行政に落ち度があるとして事故の責任の一部は行政が負担するということにもなります。

    信号にトラブルが起きた時の走行方法

    信号がトラブルで動かなくなったら、基本的には信号のない交差点と同じルールで走行します。
    そのため、左が優先となりますし、標識があればそれを優先して走行すれば良いのです。
    また、停止線があったり交差する道路よりも狭かったりすれば、相手を優先させる必要があります。
    これらの交通ルールは教習所でも習っている一般的なことですから、時々確認して忘れないようにしましょう。

    最近の信号機は電球ではなくLEDになったため、このような消灯トラブル自体は減少しています。
    ただ、いつ起こるかはわからないですからいざという時のためにしっかりとチェックしておきましょう。
    万が一事故に巻き込まれたり自分が事故を起こしたりしたら、知らなかったでは済まされません。

  • バスの転落事故

    山間部を中心に起こっているバスの転倒事故

    長野県を中心に、バスの転倒事故が起きて死傷者を出しています。
    特に冬場は雪も降りますし、山間部では天気の変化も激しく気象条件が良くないことも多いため、事故が起こりやすいのです。

    しかし、冬のシーズンはスキーのために多くの人たちがこのような地域に足を運びます。
    特に高速バスというのはリーズナブルな交通手段であるために、若い人を中心に利用者が多く人気です。

    そのような高速バスでの移動で事故が起きて、せっかくの楽しい旅行で辛い思いをすることは避けたいものです。
    そこで、事故に遭うことを防ぐためにも交通事故の起こりやすい地域やその時間など知っておくことも事故の予防策の一つになります。

    過去に起きた高速バスの転倒事故

    バスの転倒事故としてよく挙げられるものが、長野県軽井沢g長のバス転倒死傷事故です。
    この事故では男女の学生が死亡しています。
    他にも長野県戸隠村(現在の長野市)でも観光者をたくさん乗せたバスが大型トラックとのすれ違いの際に路肩が崩れて川に転倒した事故もあります。
    これもも乗客が15名死亡している大きな事故です。

    他にも長野での事故は色々とありますが、やはり山道特有の急カーブであったり雪道で運転操作がうまく行えなかったりすることが事故の原因となっています。
    しかし、悪いのは事故を起こした運転手の運転だけではありません。
    多くの場合には運転手自身も怪我をしていたり亡くなっていたりしますし、このような危険な状態での運転を決めたのは運転手ではないためです。
    バス事故の問題として、バス会社の道路管理やその規制の甘さ、さらにはバス運転手の労働環境とバス会社の管理問題というようにバス会社の認識の問題も大きく関わっています。

    自分の乗ったバスが事故に遭わないために

    バス業界では、この高速バスの競争がかなり激しくなっています。
    たくさんの顧客を獲得するためには、隣り合っていない独立シートにしたり女性専用車両にしたりという工夫が求められるのです。
    しかし、その反面にこのような工夫をすればそれだけバスの工事費用も必要になりますし、乗客数も減ることになります。

    さらに価格競争も激化しているために、利益を出すためには薄利多売で少しでも乗車率を上げることと人件費を削減することが考えられます。
    しかし、このような厳しい利益優先の経営が事故の元凶となります。

    少しでも利益を上げるためにバスの乗務員の数を減らしたり無理な運行をしたりするバス会社もあり、そのようなバス会社によって事故は引き起こされるのです。
    そこで、バス会社を選ぶ際には料金だけで選ぶのではなく、バス運行業者の運行体制にも気を配る必要があります。

  • 水上オートバイによる交通事故

    実は危険が多い水上オートバイ

    水上オートバイは陸よりも対向車が少ないために安全に思われることがありますが、決してそのようなことはありません。
    特に海の上を水上オートバイで駆け巡るのはとても気持ちよく、思わず気持ちが大きくなりがちです。
    そのため、水上オートバイに乗って色々な事故が起きやすくなっています。

    特にスピードが出るために起こる事故はとても多く、スピードが出ているために事故の被害も大きくなりやすいです。
    そこで運転をするときにはしっかりと緊張感を持って運転することと同時に事故への意識を強く持っておかなければなりません。
    ここでは、水上オートバイによってひこ起こされやすい事故の内容とその対策を紹介していきます。

    水上バイクの事故として起こりやすいもの

    水上バイクの事故で最も多いのが衝突事故です。
    衝突の内容として、バイク同士であったり他のマリンスポーツの遊戯者とぶつかったりする以外にも、堤防や岩礁といったものにぶつかる例もあります。
    この際、衝突によって海に叩きつけられてしまうことが多いので、命の危険の高い事故です。

    特に経験の浅い人たちは操縦がおぼつかないために堤防や岩礁といったものへの衝突はとても多いです。
    水上オートバイはエンジンを止めると方向転換がきかなくなってしまいます。
    海水を噴射する方向を変えて方向転換を行うというのが水上オートバイであるために、エンジンが止まると海水を噴き上げなくなり方向転換が行われず直進をしてしまうのです。

    水上オートバイの初心者はスピードが出ると怖くなってエンジンを止めることが多くあります。
    目の前の障害物にぶつかるのを恐れて減速しようとエンジンを止めるのですが、それによって方向転換が利かなくなって結局衝突をしてしまうケースが多いのです。

    水上バイクの事故防止のために行うべきこと

    まずは何よりも運転知識を身につけて安全運転ができるようになることが重要です。
    特殊小型船舶免許という免許を取得しなければ水上オートバイは運転できません。
    免許を持っていないと運転できないくらい、水上オートバイも技術が必要なものであるのです。

    また、万が一の時のために保険に加入することも重要です。
    自動車と異なり水上オートバイは保険加入の義務はありません。
    運転の頻度も自動車ほど高くないために保険に未加入で運転をしている人はとても多いのです。

    しかし、水上オートバイは事故の際には自分の身の危険も同乗者や周辺にいる人の身の危険もあるものです。
    そこで、自分はもちろん他人への怪我のリスクもあります。
    賠償責任を果たさなければならないような事態の時のために保険への加入はしておいて損はありません。

    最後に、操縦の際にはしっかりとウェットスーツを着ることも重要です。
    ビーチで遊んでいるついでに水着にサンダル姿で運転をしている人もいますが、転落時にはとても危険で怪我をすることも考えられます。
    自分の身を守るためにもしっかりとウェットスーツを着て運転しましょう。

  • 運転中の体調の変化による事故

    運転中は危険がたくさんある

    誰もが交通事故を起こしたいと思って運転をしているわけではありません。
    しかしながら、人間というのはコンピューターではないので常に良い状態で運転できるとは限らず、注意散漫になったり判断を誤ったりして事故を起こすことがあります。
    常に自分の運転で事故を起こすことも、事故に巻き込まれることもあり得るということを認識指定置くことがとても重要です。

    また、運転中の事故の原因というと注意散漫や脇見運転といったことばかりが浮かびますが他にもあります。
    例えば運転中に体調が悪くなるケースです。
    実は、運転中に体調変化が起きて運転ができなくなるようなケースというのは持病の有無に関係なく起こることであり、皆がその危険性を持っているものであることを知って置く必要があります。

    日頃から持病もなく体調不良に自覚症状がない場合には自分は健康であると油断をしがちです。
    そこで、ここでは運転中の体調変化にどのようなものがあるのか、そしてどのような危険があるのかということ、そしてその予防方法を紹介していきます。

    運転中に起こりやすい体調の急変

    運転中の体調変化によって起こる事故には様々なものがあります。
    とっさに運転中に発病をしたり突然死を起こしたりしてハンドル操作ができなくなり事故となるケースも多いのです。
    このような突然に運転ができなくなるような状態というのは誰にでも起こりうることであり気をつける必要があります。

    特にほんの少しの寝不足や腹痛、頭痛というのは特に気に留めずに運転しがちです。
    しかし、このような症状が大きな病気の兆しであることもありますし、運転に支障をきたすこともあります。

    運転前の体調確認の重要性

    運転をするときには必ず自分の体調の良し悪し、一日の運転ができるコンディションであるのかセルフチェックすることが重要です。
    運転をするということは自分が事故で命を落とす危険があるのと同時に、自分の体調によって同乗者や周囲の歩行者、対向車の人たちといった周囲の人たちの命をも奪う危険性があります。
    そこで、自分自身の体調だけでなく周囲の人たちのことにまで気を配った上で安全に運転ができると思えた時だけ運転するようにすることが事故予防には重要です。

    また、運転をしていて何か体の異変を感じたらすぐに運転をやめて安全なところに一時停止するのも重要です。
    そのまま運転できないと判断すれば家族の迎えを呼んだり代行運転を呼んだりといった対応を取りますし、少し運転できそうならばコインパーキングに車を置いて公共の交通手段やタクシーを使って帰宅するようにしましょう。

    運転というのは認知や判断、運動能力と様々なものを使いますし、想像以上に集中して緊張状態で過ごすことになります。
    そこで、少しの体調不良であっても運転の妨げとなることがあるのを理解しておくことが重要です。

  • ポケモンGOによる交通事故

    ポケモンGOが交通事故を招いた問題

    ポケモンGOによる交通事故は、販売開始前から危険視されていました。
    実際に日本では配信されてすぐに、多くの人が街中で操作して社会現象になり問題になっています。
    公園や街中でスマホを見ながら歩く、歩きスマホに対してたくさんの場所で注意喚起が行われており、その危険性はかなり高いものです。

    しかし、最も怖いのは歩きスマホ以上に運転中にスマホ操作をすることによって起きる事故です。
    ここではポケモンGOの操作によって起こる事故の内容とその予防策について紹介をしていきます。

    ポケモンGOによって起こった事故件数

    警察庁の集計によると、ポケモンGOが販売されて一ヶ月間でポケモンGOが原因で起きた交通事故は79件に上ります。
    それだけでなく、交通違反の摘発は1140件に上っています。
    リリース直後の事故が最も多く、少しずつ摘発件数や事故件数は減っているもののまだまだ深刻な問題です。

    特に、事故の中でも運転手がポケモンGOを操作していたり、スマートフォンを操作していたりすることによって起きている事故が多くあります。
    事故の中には、事故の際にはポケモンGO自体は操作をしていなかったとしても、ポケモンGOのプレイをしたために減ってしまった電池を充電するための操作をしていて事故になったというものもあり、関連事故となると相当な件数です。

    元々運転中のスマホ操作は禁止事項

    違反の摘発は47都道府県すべてで行われており、その中でも運転中の携帯電話注視が圧倒的な件数でした。
    運転中にスマホを見ることによって、前方不注意になったり、一時不停止、信号無視、他にもポケモンを探すために路上駐車をしての駐車違反をしたりといったものもあります。

    もちろん、スマートフォンを運転中に操作することは危険なことであり、してはなりません。
    中には運転中という認識から赤信号中ならば操作をして良いと誤認していることがありますが、もちろん赤信号でも操作は禁止と考えるべきことです。

    道路交通法の中に運転者の遵守事項として、自動車が停止している時を除き、携帯電話や自動車電話等を一部の手で保持したり送受信のいずれを行ったりはしてはならないということが書かれています。
    ここでの自動車が停止ている時というのは判断が難しいものです。
    停止というものに具体的な定義はありません。
    しかし、信号待ちや渋滞時というのはここで指している停止時と認識するのは危険です。

    完全に停止していない状態で他のことに気がそぞろになると、危険を察知するのが遅れたり、無意識のうちにブレーキから足が外れたりということがあり事故の危険があります。
    そこで、運転中は常にスマートフォンが気にならないように手元に置かないようにすることが事故防止には重要です。

  • ハイブリッド車の静かすぎる危険

    ハイブリッド車に潜む危険

    ハイブリッド車を初めて運転した人はその動作音の静かさに驚くものです。
    しかし、この静かすぎる運転が逆に危険であるとして問題になっています。

    運転音が静かというのは一見良いことに思われがちです。
    しかし、音が静かということは周囲の歩行者に気付かれにくいという問題があり、それによって交通事故が起きるケースが増えているのです。

    2018年3月から接近音装置を義務化

    国土交通省はハイブリッド車や電気自動車に音を出して存在を知らせる車両接近通報装置を搭載することを義務付けることを決めました。
    これは、安全基準を改正して新型車は2018年の3月から、すでに販売されている車は2020年10月から義務となります。

    音の大きさとして、ガソリン音と同程度の50から56デシベルのものを出すように決められています。
    さらに、周波数を高齢者でも聞き取りやすい値にすることと、走行音を消す機能の禁止というものも決められ内容はかなり細かく厳しものです。

    ハイブリッド車や電気自動車というのは環境に優しいことから普及が促進しており、税制としても優遇されることが多いものでした。
    そのため、とても人気が高く登録台数は急増しています。
    しかし、構造の問題として音が小さいために今は自動車の接近に気付かずに事故に発展するケースが急増してしまい新たな問題となってしまいました。

    さらに、今の新車には音が鳴らないようにスイッチを切ることができる機能もあります。
    これによってさらに事故の数が増えており、死亡事故も起きてしまっています。
    そこで、事故を減らすための動きとして運転音をなくさないこと、高齢者や視覚障害者といった危険にさらされやすい人たちの安全を守るためにこのような措置をとる動きとなったのです。

    海外でも問題となっている運転音

    車の運転音が静かなことは海外でも問題視されています。
    アメリカでも2008年には視覚障害者団体が声明を表明して、自動車基準調和世界フォーラムでも取り上げられたりしてきました。
    2011年位は世界的に静かな車に対するガイドラインも策定されています。

    ここ数年、日本ではながらスマホの問題や音楽を聴きながら歩いている人が増えており、これも問題となっています。
    スマホ操作や音楽に夢中になっていると静かな車が近づいてきていても気づくことができません。
    しかし、運転者は自分の存在に相手が気付いているだろうと思うため、事故になるのです。

    走行音が静かなことは騒音の面から考えればとても良いことです。
    しかし、それによって車の存在に気付けず事故に発展するのでは本末転倒です。
    お互いのためにも、走行音が義務付けられることは良いことであると考えることができます。