ナンパ―プレート盗難が多発しているので要注意
テレビニュースなど、たまに自動車やバイクが盗まれたという報道が動画付きで流れることがあります。
たいていは高級車やRV車などで、プロの手口と思えるような素早い作業で盗みがなされています。
こうした報道を見ても、あまり自分には関係がないと思う方もいるかもしれません。
しかし自動車関連の盗難では、最も被害に遭っている物品というのはナンバープレートなのです。
そのため、車種には関係なく、どの車であってもナンバープレートが盗まれる可能性があります。
一見すると、ナンバープレートを盗まれても、車や大事なパーツを盗まれるよりましと考えるかもしれません。
そして、どうしてナンバープレートなんかを盗んでいくのだろう?と不思議に思うこともあるでしょう。
しかし、窃盗を繰り返す犯罪者の視点ではナンバープレートはとても大事なものなのです。
というのも、ナンバープレートは車の持ち主を特定するために必要なものです。
犯罪者は、犯罪を犯している時や逃走している時に、追跡から逃れるために身元をできるだけ隠したいと思います。
そこで、本来のナンバープレートではなく盗んだナンバープレートに付け替えて車を運転することが多いのです。
自動車そのものを盗む窃盗団は、車を盗んでからすぐにナンバープレートを替えることが多いです。
そうすることでNシステムなどのナンバープレート検知システムの目から逃れて、できるだけ遠くに行くことができます。
当然、盗まれた被害者は警察に車種とナンバープレートを告げるのですが、そのナンバープレートが違うものとなっているため警察もすぐには見つけられないわけです。
こうした窃盗団によるニーズがあるため、ナンバープレートは盗難のターゲットとなってしまうのです。
ナンバープレート盗難予防のためにできることとは?
まずは、自分の車のナンバープレートも盗まれる可能性がある、という認識を持つことが大事です。
そして、ナンバープレートはドライバーを使ってネジを外せば、簡単に盗めてしまうものだということも知っておくべきです。
そこで、その簡単に外せるネジを交換することで盗難防止ができます。
自動車アイテムショップでも販売されていますが、ナンバープレート盗難防止用ボルトを購入して交換するのです。
このボルトは、通常のドライバーでは緩めることはできず特殊な工具を必要とします。
専用のドライバーでないとそもそもネジが回らない仕組みとなっていますので、窃盗団も対応するものがないと盗めません。
しかも、メーカーや商品によって専用工具の形状が異なっています。
窃盗犯は簡単に盗めない、手間がかかると思ったら諦める傾向がありますのでその効果を期待できます。