車の缶詰事故は増えている?

車の缶詰事故はどんな事故か

車の缶詰事故をご存知でしょうか。
どのような事故なのか、ご説明します。
たとえば、自然災害などで海や川に落ちたり、衝突事故があったりして乗っている人が車内から出られないという事故です。
つまり、車の中で缶詰状態になってしまう状態といえます。

実は、こういった缶詰事故は多発していて、例年2万件前後も起きています。
車は性質上、少しだけ深いような水たまりに入って止まってしまうと、ドアが開かなくなることがあるのです。
その深さがほんの40~50センチくらいであっても、車体の重さの120kgのために、ドアに大きな負担がかかってしまうのでしょう。

衝突事故や横転事故の衝撃でもドアが開かなくなります。
衝突の衝撃は凄まじいものなので、ドアを含め車全体の形が変わってしまい、ドアの開閉に影響を及ぼすのです。

こうなると、ウインドウからの脱出を考える人が多いです。
しかし、車のほとんどは電動式のパワーウインドウなので、うまく逃げられません。
水没や衝突のために、電気系統にダメージを受けてウインドウが開かなくなっているのです。

助かる方法

すぐに景観や消防署の隊員が助けに来てくれればよいのですが、そうもいかないことはよくあります。
そんな時は緊急脱出用ハンマーとも呼ばれる緊急脱出支援用具があると助かるでしょう。
それを使って外に出るのです。

緊急脱出支援用具の中にあるカッターを使うと、シートベルトの不織布をすぐに切れるので便利ですし、強化ガラスをカンタンに割れる金属の突起も使えます。
緊急の場合はこうした破壊行為で命を守ることが大事です。
たとえば衝突事故で缶詰となったときだとすると、シートベルトはその衝撃のためにきつくなっているので、先ほどご紹介したカッターで切れば、自由の身になります。

「消棒RESCUE」が助かる

この緊急脱出支援用具は、性能の優れた良いものを選びましょう。
おすすめは評価の高い「消棒RESCUE」です。

この製品はワイピーシステムが製造・販売しています。
シートベルトの切断や強化ガラスのウインドウを壊すという性能が優れています。
その他に二酸化炭素ガスの消火機能もあるので、災害時に助かるでしょう。
もしも、火がでてしまい、危険な状態になった時にこういう製品があれば、逃げられます。

2013年に国民生活センターが、19種の緊急脱出支援用具の性能テストを行いましたが、ほとんどが良くないものでした。
たとえば、シートベルトを1枚切っただけで刃がダメになる、ウインドウ1枚のみで使えなくなるというものです。
こういったものでは、いざというときに使えないでしょう。

そのようなものではなく、「消棒RESCUE」を備えて置くようにしてください。
いざという時はいつ来るか分からないので、今の内からよく考えておくことが大事です。