安全確認は必須・・交通事故を起こさないために
交通事故がどのような理由から発生しているかというと、多くは運転している方のうっかりミスで起きています。
事故統計を見ても原付上の車両を運転している運転者が起こした人身事故の内、3割以上をうっかりミス、つまり安全確認を怠ったところからきています。
わき見運転や漫然運転が後に続きますが、安全運転義務違反については、うっかり違反がかなり多いのです。
見通しのきく交差点が連続するところでは、安全確認しなくても大丈夫なのにという気持ちが働き、安全確認が面倒くさくなります。
障害物が多い都市部などでは交通事故のリスクが高いと判断できるので、集中力をもって運転していますが、直線が多い、障害物が少ない道路では確認が甘くなるのです。
この確認ミスが大きな交通事故に結びついていることが多く、つまり、安全確認を今怠る人は、これから先、交通事故を起こす要因をもっているという事です。
どんなに安全な場所でも危険は潜んでいる
見通しがよくて人も歩いていない、車も少ないし安全確認しなくても大丈夫と思っていても、いきなり子供が飛び出して来たり、自転車が後ろから走ってきて左側、死角に入っていることに気が付かず巻き込んでしまうという事故が起こります。
車も人もいないと思っていても、死角になっていて見えないこともありますし、田んぼなどがあると道路の方が高くなっていて、人がいても見えないことがあるので、人身事故となることもあるのです。
交通事故の法令違反で格段に数値が高い状態で1位となっている理由、安全不確認による事故は、危険を察知するという状態ではなく、安全な場所でリスクが少ないと過信して起る交通事故です。
という事は、運転者が十分に安全運転をしていれば未然に予防できた事故という事です。
死亡事故も起こりうる安全確認ミスによる事故
人があまりいない、自動車も少ないという事で安全を怠り、人をはねたという時等、安全な場所だと思っているからスピードがかなり出ていて、通常規則通りの速度で走っていればそれほど大きな事故になるはずがないのに、大事故になったという事もあります。
危険を察知していても子供がいきなり飛び出してきたという場合、危険かもしれないと思っているので、通常スピードは出ていないはずです。
もしも子供を引掛けてしまっても、死亡事故となる可能性は低くなります。
でも安全と思い込んでいる場合には、危険も何も感じていないので、スピードがかなり出ていて即死としてしまうこともあるのです。
安全確認、たったこれだけの簡単な事、子供たちも交差点で行っている安全確認を大の大人が行わないのは完全なルール違反です。
子どもたち、また地域の方々が安心して道路を利用出来るようにドライバーは常に安全確認をする必要があるのです。